将来の仕事のあり方
転職活動をしていて思う事。
36歳で結婚して、仕事を辞めて夫と一緒に海外に移住し、そこで子供を産んだ。
36歳までめちゃめちゃ働いていたけれど、子供も欲しいし、結婚もしたし、という事で元々の仕事を辞めて、その国のコールセンターで働いた。
妊娠中も7ヶ月目まで働いた。
人生で、働いていないのなんて、学生時代と、この妊娠中〜子供2歳までである。
子供が2歳になった時、今のパートの仕事についたのだけど、小さな子供がいれば、月に1度はお熱だし、役員だってやらなくちゃいけないし、習い事で忙しく送迎だってしなくちゃいけない。
時間の融通が効かないのである。
今の会社には本当に好き放題させていただきありがとうございます。
あなたは神ですか?神ですよ。あなたは神です。
でも、しかし、子供もそろそろ大きくなったし、本気で働こうと思ってみても、雇ってくれる場所はもうほぼ皆無である。
日本人はお若い女性が好きなのである。
中年女性はお好みではないようだ。
面接まで行けないのである。
面接まで行った会社はこの一年で3社。みんな我が家の諸事情を話すと、雇わすにはいられない衝動に駆られてしまうらしく、
「じゃあ、来月から来ていいよ」って言ってくれる。
簡単だな、おい!3社来ていいって言ったんだよ。あなたはなんて迂闊なんですか。
優しい人達だったなあ。。
3社とも神だった。
しかし、時間の融通が効かないのである。
そうなると、現行のパートの会社がさらに神に見えてくるのである。神の中の神である。大臣でなく大神である。笑
働く母達全員、同じ悩みを抱えているのではなかろうか。
時間の融通。
今の職場で私は、この悩みがないのである。
だから、いつも戻ってきちゃう。
大体の人は、成人すると、ほとんどの人が会社に雇用される。
この時に、やりたいこととは無縁の人事だったり経理だったり、それがやりたかったことだったなら、人生バラ色でスタートできる。
でも悲しいかな、会社という所には異動がある。
入社した時に、大好きな経理でスタートできたのに、次の年、あなたはこれから営業部に配属だから営業について学んでください。とか言われる。
経理が好きな人が営業に興味があるのだろうか。
いや、あるかもしれない。だったら良い。その人は人生バラ色でよろしい。
しかし、大体の人は、会社員というだけで、興味がないことに生活のほとんどの時間を割かれてしまうのである。
これって正しいのか。。な?
最近、正しい働き方の道としては、好きな事を突き進めることではないかと思う。
例えば、あなたは陶芸が好きです。
初めは器や皿を作るだけだったけど、そのうち、この地方のこの土が自分の器には適しているということに気がついて、その地方の土が何からできているのか調べ始める。その地方にはこんな地層があって、あなたはその地方の地層について興味を持つことになる。それから、あなたはその地方に行って実際にその土に触れ、人々に触れ、気づいたらその地方で暮らすようになった。なんて事が起こるかもしれないし、
その器や皿を売るために、どうやったらたくさん売れるのかを勉強するためにマーケティングを学ぶかもしれない。
でも、元にはいつも大好きな陶芸があるのである。
もちろん、今現在、そのように働いている人たちはたくさんいると思う。
どんなに貧しくても、幸せな事である。
ところが、そうではない人たちが大多数を占めているのである。
この国には、我慢=美しいという考え方がある。
仕事なんだから、お金をもらうんだから、耐えなければいけない。
本当なんだろうか?
人は、強制的に興味がないことばかりやらされていると、元々何に興味があるか忘れてしまう生き物だと思う。
私はそうだった。
若い頃、やりたいことが色々あったけれど、どれもこれも諦めなければならなかった。
そして、今、何がやりたいか。って聞かれたら、もう何だか分からないのである。
どちらかというと、仕事は、好きなことを突き詰める方が幸せなのではないか。と思ってしまう今日この頃である。