dingodingoの日記

夫、双極性障害。その家族の日記。離婚までの道のり。

日々の小さな幸せ

2月13日の日記の続きになりますが、普通に毎日同じように生活している中で、小さな幸せを見つけることは自律神経を整える次ぐらいに重要なのではないかと思っています。
例えば夫を見ていると、非常に興味の対象が小さいような気がします。
夫が興味を持つことと言えば仕事のことだけで、他に興味のあること、楽しいと思えることはほぼ皆無です。
自分の家の家業と、金儲けをしている人以外、すべてくだらないものと映るようです。

例えば、掃除を頼んだとします。
夫の場合「どうやって床を拭いたらどれだけ床がきれいになるか」ということは考えません。
「どうやって床を拭いたフリをしたら、早くこの場を逃れられるか」を考えます。

前者の「どうやって床を拭いたらどれだけ床がきれいになるか」を考えると、水拭きでこすっても落ちなかった汚れが、このスプレーを使ったところとても綺麗に落ちた。気持ちいい!あっちの汚れもこれで落ちるかも。落ちた。気持ちいい!なんてやっているうちに、部屋全体がピカピカになって、綺麗な部屋で飲むビールはいつもよりうまい!みたいな喜びがあると思うのです。

後者の「どうやって床を拭いたフリをしたら、この場を逃れられるか」を考えると、よろこびは一つもありません。そして達成感はゼロだと思います。

どうやったら、いろいろなことに興味を持ってもらえるのかを考えてきましたが、こればっかりは本人の気持ちなので、私にはどうにも変えることができません。

娘が3歳くらいまで夫は毎日ジョギングをしていました。毎日30キロくらい走っていたのです。
その夫はもう、いなくなってしまいました。
今は全く別の人です。