dingodingoの日記

夫、双極性障害。その家族の日記。離婚までの道のり。

得体の知れない居心地の悪さ①夫、双極性障害の始まり

前回からの続き

とにかく、義母は夫の様子に興味がないのか、面倒くさいことに巻き込まれたくないのか、ほぼ知らんぷりだった。

これは、この後もずっと続いていく問題である。

 

その日の夜、またあの親切な人に電話をかけ、詳細を聞いたり、こちらの話を聞いてもらったり、とにかくこちらも焦っているので話を聞いて欲しかったんだと思う。

「大丈夫ですよ。よく寝ていますから。明日になれば良くなると思います。とりあえず、奥さんは九州までなんて迎えに来なくて大丈夫です。僕は空港まで一緒についていきますから。」

 

なんなんだ、この親切な人は。ありがとう。と、何度も言い号泣してしまった。

 

翌日、本人から電話があった。昨日は混乱してしまったと言う。もう大丈夫だから一人で帰ると言う。

 

なんとなく、心配だったので、仕事を早退して、羽田空港へ迎えに行った。

空港では、顔色が悪いものの、普通に会話できるようにはなっていた。

「なんであんなことしてしまったのか、分からないんだよ」

「頭の中が混乱して、よく分からない」

と言うことだった。

 

この翌日、メンタルクリニックに行かせようと、何件も電話をかけたが、メンタルクリニックって本当に混んでいて、3ヶ月待ちとか1ヶ月待ちばかり。やっと18件目の病院が翌日受け付けてくれると言うので、その病院に通うことになる。

白髪のお髭の穏やかなおじいさんの先生だった。