dingodingoの日記

夫、双極性障害。その家族の日記。離婚までの道のり。

転機 2018年6月19日

2017年10月下旬頃

以前の仕事先で、夫が初めて鬱病を発症したときに、親切に一晩中一緒にいてくれたあの「親切な人」から電話があった。

最近夫にメールしても一切返事がないし、電話にも出ない。

どうしているのかという内容だった。

2016年、九州でパニックを起こしたときに色々助けてくれた人だった。

この人に、夫の悩みを相談してみてはどうかということについては、以前から促していたけれど、夫が自分から助けを求めることができていなかったので、良い機会だった。

私にとってはちょうど良いタイミングだった。

 

親切な人から、電話の結果「明日、会社を休んであってほしい」と言われた。

どこにも頼るすべがなかったので、了解した。

夫を連れていくというと、それは無理にじゃなくて良いと言われたが、当事者不在で私にどうしろというのか訳が分からなかったので、夫も連れて行った。

約束は品川。

特急電車に乗り、途中の駅まで行くが、電車の中ずっと息苦しい。

焦燥感が酷く、冷や汗をかいている。

 

乗り換え駅に着くとさらに息ができなくなってしまった。動けない。

あまりに息ができなくて、そのまま病院に行った。

駅の近くにメンタルクリニックがあった。そこまでだ。がんばれ。。

その日、親切な人に会うことは断念。連絡は全て夫がした。やればできるのだ。

その日まで全ての連絡を経っていたけれど、私の具合が悪くなったことで、自分から電話で連絡できるようになった。

 

病院に着くと、血圧が150を超えていた。

これでは息切れしてしまいます。と言われた。

念のためレントゲンを撮ったが何もでず。

諸問題からくるパニック障害を起こしていると言われた。

その足で、夫が通う病院に行き、薬をもらった。

しばらく薬を飲んでゆっくり心を落ち着けること。

それから、今日のように問題の本丸に一人で突っ込んで行かないようにと注意された。

 

誰も味方がいないのだから、一人で突っ込んでいくしかないのだけれど。。。

 

2018年6月19日

あれからしばらくして、夫は一人で実家に行けるようになり、病院にも半年近く通った。

最初のうちは、治ろうと頑張っているのがよくわかった。

 

それから半年、夫は大好きだったお酒もやめた。

私は、夫が家にいる時以外は落ち着いている。

夫と自分の家族の間にいる時が一番具合が悪い。

 

しかし、ここ最近、夫は家にいるときはほとんど部屋に閉じこもっている。

仕事に行く時間も、初めに決めた時間に家を出ることがあまりない。

 

我が家は、今居候している私の実家をリフォームすることに決めた。

家を出て、独立しようにも、気持ちが不安定な夫と子供を連れて出ることは難しい。

そろそろ娘にだって部屋が必要だ。

アパートやマンションを探したこともあったけど、夫が良しとするものは、学校から遠かったり、犬を飼えなかったり、汚かったり、、条件が悪いところばかりだった。

 

夫はリフォームの話になると全く興味を示さない。聞かないふりをする。

家具を選んだり、壁の色を決めたり、本当は家族で話し合うべきものだけど、我が家にはそれができない。

私が全て一人で決めなければならない。

どうしても、家族だけでどこか他の場所に住みたいと言ったり、マンションを買うと言ったり、色々なことを言って、リフォームを阻止しようとしている。

気持ちはよくわかるが、それに引きずられてしまったら、恐らく10年後も今のままだ。

どこに住むかも分からないまま、この古い実家に住んでいるのだろう。

 

あれから半年〜一年。

少なくとも一週間のうち4日は自分の実家で過ごしているのに、実家からの入金は一円もない。

無給で一週間働いているのだ。

もう一つの事業所へは、週に1日だけ通っているが、そこがいつまでもお金を払い続けるはずもなく、我が家の収入が私の給料だけで暮らして行かなければならなくなるのは時間の問題だ。

 

今年中に実家からの入金が始まらなければ、実家での仕事はやめて、別のところで働いてもらうと以前約束をしているが、その約束が守られることはないのだろう。