地獄絵図⑧2018年2018年8月17日〜8月18日の日記
8/17
夫は午後からあの親切な人に会いにいった。
途中、何時に帰ってくるのか連絡するように言っておいたから、夕方頃メールが来て、夕食を食べて帰るという。
夜、クタクタだったので、あまり話が聞けなかったけど、少し気分が晴れているのだろうと思った。ただし、今後の仕事について具体的な話には至っていないようだった。
8/18
朝少し、昨日の話を聞いてみた。
親切な人曰く、環境を変えてみた方が良いとのことだそうだ。別の事業所はともかく、実家の方の仕事を今後どうするのかということを考えて、頭の中が整理できてから実家に行った方が良いとのことだった。
やはり問題の中心は実家にあるらしい。
私が考えるに、実家なんだから、まず病気のことを両親に話すべきだし、親なんだから、病気の息子の顔くらい見たいのではないかと思う。
ところが、この親切な人も夫も、実家に行く事=仕事の話になってしまうという事らしい。
つまり、自分の親と胸のうちを語り合ったこともなければ、仕事の話しかしたことがないということらしい。
だから、病気になってしまった今となっても両親とその胸の内を話すことはできないということなのだ。
実家の仕事をどうするか決めていないのに、実家に長期滞在するということは、仕事の話ばかりになってしまい、また振り出しに戻ってしまう。=また具合が悪くなる。というとらしい。
今実家に行くことは、返って病気が悪化するというのだ。
そんな危険なところに、家族揃って住もうとしていたのだろうか。
娘をあちらの小学校に入学させなくて本当に良かったと思う。
親切な人も、実家に行く=病気が悪くなると言っているというのだ。
私には俄かに理解し難い話である。
実の両親なのに、自分が病気の時でも頼れないというのか。
一体、実家で何があったのか、私はわからない。
夫は、家業をしている家は大体そんなもんだというが、果たしてそうなんだろうか。きちんと子育てしている人はきちんと子供と向き合って生きているに違いない。仕事との両立で大変だろうけど、子供の気持ちに耳を傾けることを忘れたりしないと思う。
夫の実家ではきっと、「じゃあ、〇〇さん後は頼んだよ」「後はよろしくお願いします」というように、親が子育てから仕事に逃げていたとしか思えない。
義実家には、お手伝いさんが何人もいたのだ。
そのために、今回も私に桃を一箱送ってきたのだろうか。
いい加減にしてほしい。
こんなにも実家に行けない息子の病気の原因を人のせいにできる人間の頭をこじ開けてみてみたい。
よく謝罪もせずにのうのうと生きていられるものだと思う。
史上最低の両親であり、史上最低の家族である。
まだ子供を捨てた親の方がマシである。何故なら、子を捨てる親は、捨てる時点で自分の非を認めているからである。
自分はこの子を育てられないと、辛い思いをしているからである。
去年の日記を読み返している。
何度実家に行けないという状況に陥っているのだろう。
特に義父と会いたくないのだ。いつも別の事業所へは行っている。去年もそこには行っていることが記録されている。
私のせいなのか?
そうではないのかもしれない。
少し肩の荷が下りた。